バロックパールについて
私たちが大切にしたい真珠たち
〜バロックパールや個性的な真珠を愛する理由〜
私たちはもともと真珠の卸売りから創業をしています。
日本各地の真珠の養殖地に足を運び、いろんな真珠の仕入をしてきました。
養殖の職人さんとお話したり、時に浜揚げ(養殖が仕上がって貝を海から揚げること)に参加させてもらい職人さんと共に貝を開けてみたりすると、真珠たちは本当に個性的で一つとして同じものがないということをよく感じます。
金属のようにピカピカのテリの真珠だけど、ちょっと突起が生えちゃた珠。
なんとも言えない美しい色を持つ真珠だけど、ちょっとエクボができちゃった珠。
しっかりと巻いて立派なサイズの真珠だけど、色が均一ではなくグラデーションのようになっている珠。
むしろ多くの方の想像通りの真珠の方が少ないかもしれません。
まんまるで、傷ひとつなく、真っ白の真珠は全生産量のうち実は数%しか存在せず、とても希少で高価なものです。
真珠は生きている貝が生み出すものだからこそ、ゆがんだり、突起ができたり、エクボができたり、色が均一でなかったり、個性が出る方が自然です。
養殖職人さんたちも、できるだけ丸く無傷の真珠が生まれる様、日々本当にきめ細かい努力をされています。
でも、私たちはバロックをはじめとする個性あふれる、少し変わった真珠たちにこそ魅力を感じたのです。
まるで真珠が「人間の思い通りまんまるになんてならないぞ!」
と真珠自身の個性を発揮しているように見えて、一層愛おしく感じます。
まんまるではないいびつな形(バロック)だったり、変わったカラーだったり、少しエクボがあったり、そんな唯一無二の個性も全て本物だからこそ。
このような真珠たちにもスポットを当てたい、商品としてもっともっと輝いてほしいというのが、ENFANT TERRIBLEが生まれたきっかけです。
そして、個性があることで、一般的な真珠よりもリーズナブルだったりします。
年に数えるほどしか身につけないフォーマルで高価な真珠も素敵だけど、軽やかにいろんなスタイルに合わせられる真珠を多くの方にお届けしたい。
そんな思いでジュエリーを作っています。